旅行費用でお金を借りる方法はあるの？

旅行しようと思っているけれどもお金が少し足りないというケースも出てきます。日本国内の旅行であれば、1人当たり数万円程度あれば事足りるでしょう。しかし海外旅行に出かけるとなると、費用はかさむ傾向にあります。アジアなど日本より物価の安い国もあれば、ヨーロッパの中にはホテル代や食事代などが日本と同じかそれ以上高い国も沢山あります。

どの国に行くかによって出費は変わってきますが、数十万円の費用を負担しないといけない可能性もあります。このため、旅行を企画したところ、当初予定していた予算よりも大きな費用が必要になったなどの事例も出てきます。学校を卒業し社会人になったばかりでお給料を旅行の為に取り分ける余裕がない人や、学生でバイト代だけではまかなえないし、両親にお金を借りるのもちょっと…という時どうしますか？

借金するくらいなら旅行すべきではないという意見もあるでしょう。しかし大学の卒業旅行や友達の結婚式などその時しかチャンスのない場合には、多少無理してでも旅行したいはずです。旅行資金が足りないのであれば、お金を借りることも検討してみましょう。

海外旅行の強い見方－カードローン

お金を借りる方法として、まずカードローンがあります。銀行や消費者金融などで提供しているサービスで、口座振り込みやローンカードを使ってATMで必要なお金を借り入れる方法です。

ただしカードローンを利用する前に、目的別ローンが活用できないか検討しましょう。

特に旅行者のためのローン－トラベルローン

実は一部トラベルローンとか旅行ローンといった名称で、旅行資金に特化して資金を融資している所があります。主に銀行や旅行会社が提供しているサービスです。このようなサービスを使って、資金の融資が受けられないかどうか検討しましょう。

金利はどのくらい？

銀行の場合、主要な所では楽天銀行の目的別ローンのトラベルや千葉銀行のトラベルローンがあります。楽天銀行は100万円まで、千葉銀行は500万円までの範囲で融資を行っています。金利は楽天銀行が11.5%、千葉銀行は5～5.20%と設定されています。

旅行会社では、JTBとHIS、そして近畿日本ツーリストがトラベルローンを販売しています。融資額はJTBが3万円以上で旅行の範囲内、HISは1回当たりの旅行代金、近畿日本ツーリストは4万円以上で旅行の範囲内で融資します。金利はJTBが11.9%、HISが9.87～12.14%、近畿日本ツーリストはスキップ分割払いの返済方式をとった場合月利が1.0%となっています。

トラベルローンの良いところは、金利が低めに設定されている点です。カードローンで借り入れするとなると、消費者金融の場合18%前後の金利がかかります。銀行カードローンであっても、13～14%程度の金利が相場です。これらの金利と比較すると、上で紹介したトラベルローンの方が金利は低いです。特にまとまったお金の融資を受けようと思っているのなら、少しの金利差が返済総額の差になりかねません。
　

誰でも借りれるの？

トラベルローンやカードローンを利用しお金を借りるにはもちろん条件があります。申込み時点で満20歳以上、税込年収300万円以上など申込み条件や貸付条件はそれぞれの金融機関によって異なります。金融機関のホームページや窓口などでよく情報を集めたうえで慎重に考えましょう。そしてお申込みには審査があることもお忘れなく。

カードローンとトラベルローン－メリットとデメリット

カードローンのデメリットとしてはトラベルローンと比べて高金利な傾向にあること。その代わりに申込み時に必要書類が少なく、最短で即日融資も可能です。トラベルローンの借入は場合によっては１～２週間かかってしまうこともあり、前もって手続きをしておかないと旅行の出発日までに間に合わない可能性が出てくるかもしれません。また本人確認書類や収入証明書に加えて、資金使途確認書類などの提出も必要なので、借入の手続きが少し面倒と感じてしまうかもしれません。それでも、低金利で借入ができることや18歳からでも利用可能なこともあり、トラベルローンを好んで利用する人も少なくありません。

まとめ

海外旅行に行きたいのに資金面で不安があってためらっていたり、友達や彼氏彼女からの急な海外旅行のお誘いでお金がないのに断れない場合、お金を賢く借りて旅行を楽しんでみませんか？そしてカードローンを利用する前に、トラベルローンの活用を検討してみましょう。でも、カードローンやトラベルローンはあくまでも借金です。自分の今持っている資力や支払い能力をよく考えて利用し、旅行の前も後も楽しい思い出だけが残るようにしましょう。

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