株式投資は基本的に平日にしか行えないが、PTSなら土日に取引を行える

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基本的に、土日には株式投資を行うことは出来ません。証券取引所で株の取引を行えるのは平日のみなので、必然的に土日は取引を行えなくなりますが、例外もあります。時間外取引は、その名の通り証券取引所の前場、後場以外の時間帯に取引を行うものです。しかし、こちらは個人投資家が利用することは基本的に出来ず、基本的に大口の投資家が大量の株の売買を行う時に使われます。株が売買されて、市場に流通している状態は健全であることは間違いありませんが、度が過ぎると暴落に繋がってしまうことも珍しくはありません。市場では1万株の買い注文しか出ていないのに、100万もの株を売る方が現れてしまっては、その株は暴落してしまうことが予想されます。

そうならないように、買い手を探すのが時間外取引であり、無条件で利用することは出来ません。逆に大量の株を買いたい方が利用することもあるものの、これらの大量の取引はめったに起こることのない例外と考えられます。ネット証券会社を利用している場合はどの時間であっても注文を行うことは可能ですが、実際に株の売買が行われるのは立会時間が始まってからです。その為、仮に週末に注文を行ったとしても、実際に売買されるのは月曜日になってからなので、タイムラグが発生してしまいます。

しかし、ネット証券会社が提供しているPTSと呼ばれるシステムを利用すれば、時間外であっても株の売買を行うことが可能です。そのネット証券会社の口座さえ用意しておけば、誰でも利用出来るので、昼間に働いている方でも問題なく株式投資を行えます。PTSは証券会社が独自に行っている売買サービスなので、通常の株のやり取りとは異なる点が多く、何が出来て何が出来ないのかを把握しないといけません。まず24時間いつでも株を売買出来るわけではなく、具体例を挙げるとSBI証券の場合は8時20分から16時、19時から日付が変わるまでとなっています。

また、全ての銘柄が扱われているわけではないので、PTSを利用する場合にはお金があるのに目当ての銘柄が買えないケースも珍しくはありません。これらはデメリットですが、一方で証券会社が独自に動いているので、手数料が安く済むメリットもあります。色々と制限が設けられているのは間違いありませんが、土日であっても株式投資を行えるのは大きな魅力です。企業は決算などの情報を15時以降に発表することが多いので、そちらを確認してからやり取りしたい場合に向いているでしょう。

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