株式投資における優良銘柄と、PERやPBRについて

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優良銘柄は、人によって異なってきます。どのような株が優良銘柄に分類されるのか、その明確な基準はありませんが、一般的には購入したくなるような特徴を持っているものという認識で構いません。さほど高くはないので購入しやすく大きな値上がりが期待出来るもの、トヨタ自動車など日本を代表する会社の株などが優良銘柄と呼ばれることが多いです。特に割安で値上がりしそうな株を見つけることは、株式投資を行うならば避けては通れません。PER、PBR、流動比率、自己資本比率、配当利回りなどの数字から割安の株を見つけることが可能となっています。

PERは株価を1株あたりの利益で割ったものであり、10倍から20倍程度で推移しているものは安定していると考えて問題ありません。PBRは株価を1株あたりの純資産で割ったものであり、1倍の場合には仮に会社が解散してしまったとしても投資した額がそのまま戻ってくる計算となっています。勿論、本当に投資した額がそのまま戻ってくるとはりませんが、この数値は低い程に割安と言えるでしょう。0.5倍から1.5倍の間のものが狙い目となっているものの、0.5倍より低い場合には逆に問題が発生している可能性があります。実際に過去に破綻してしまった会社は、このPBRが異常な程に低かったケースもあるので、財務諸表などを良くチェックしておかなければいけません。

流動比率は、1年以内に現金化か費用化される資産を表す流動資産と、1年以内に返済しなければならない負債を表す流動負債を比較してはじき出される数字です。この流動比率が150%以上の場合は資金繰りに大きな問題がないと判断することが出来ます。もっとも、専門書では200%を超えているものが良いと書かれていることもあり、どの程度を基準とすれば良いか判断に困るケースも珍しくはありません。自己資本比率は、自己資本と他人資本の割合を表しており、この数字は高い程に経営状態が良好と判断されます。

100の場合は銀行からの借り入れを行っておらず、無借金経営となっていますが、実際には100に近い数字が出てくることは殆どありません。50%より上ならば安定していると判断出来ますので、投資前にチェックしておきたいポイントです。配当利回りは、株の購入時の価格に対してどの程度の配当を受けられるかを表しています。2%を超えている場合は問題なく配当が行われており、トラブルは少ないと判断することが可能です。これらの数字から、優良銘柄がないか探してみると良いでしょう。

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