株式投資でポジショントレードを取り入れリスクを分散させる

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株式投資を行う上で重要なのが、リスクとどのように向き合うかです。最も分かりやすいリスクは購入した銘柄が全くの無価値になってしまう事態であり、監理銘柄や整理銘柄に入ってしまう場合の損失は計り知れません。重要なのがリスクを分散させることであり、特定の会社の株式だけを持っている場合にはリスクが高いと判断されます。勿論、株式の種類は非常に多く、その株式が価値をなくしてしまう可能性が極めて低いのは確かです。しかし、1社の株式だけを所有している場合、それが監理銘柄や整理銘柄に指定されてしまうと取り返しがつきません。

ほぼ無価値になってしまうことも珍しくはありませんので、1社の株だけを所有しているのはリスクが高いと言われています。その為、株式投資を行う場合にはポジショントレードを行うのが一般的であり、スタンダードな株との付き合い方です。ポジショントレードは、複数の銘柄を入れ替えつつ取引を行っていく手法となっています。基本的には、特定の会社の株式を持ち続けることはなく、短期間で売買を行うことで利益を上げる手法です。1社の株のみで取引を行う場合、破綻してしまった場合のリスクがあるのがデメリットとなっています。

一方で、基本的には他の株と入れ替えることがないので、情報収集の手間が少なくて済むのがメリットです。また、1社の値動きに注意しておけば良いので、あまり時間が取れない方でも利用しやすい手法となっています。一方でポジショントレードは次々に売買していく手法なので、情報収集に時間が取られてしまうことも珍しくはありません。また、購入する株によっては様々な業界の情報を調べる必要もあり、持っている株の値動きにも常に注意を払わなければいけないので、時間が余っている方向けの手法です。

しかし、仮にどこかの会社が破綻してしまった場合でも最小限のダメージで切り抜けられるのはメリットと言っても過言ではありません。株式投資の世界では「卵は一つのカゴに盛るな」という言葉があり、1つのカゴに卵を入れていては落とした時に卵が全て割れてしまいます。しかし、複数のカゴに卵を入れておけば、1つのカゴが駄目になってしまった場合でも他の卵は無事です。リスクをそれぞれの銘柄に分散させておくことが重要との意味合いで使われており、ポジショントレードの勧めと言っても過言ではありません。この言葉はイギリスの作家、マーク・トウェインが1894年に出版した「ノータリン・ウィルソンの悲劇」の中に登場したものです。

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