株式投資では材料を元に株価の上昇や下落を判断する

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株式投資を行う場合には株が値上がりするか、或いは値下がりするかの判断を行わなければいけません。この時に、直感に任せてしまってはただのギャンブルと変わらず、多くの方は何らかの理由を以って売買を行っています。この時の理由に相当するのが材料であり、株価に影響を与えるかもしれない様々な要素を指す言葉です。例えば、ある企業が過去最高益を記録したと発表すれば、期待感から値上がりする可能性は高まります。このようなケースでは過去最高益という材料を元にして、多くの方が買い注文を出しやすい状態です。勿論、逆に経営が悪化していることがニュースになってしまったら、暴落を恐れて多くの方が株を手放してしまいます。

このような分かりやすい形の情報は少なく、企業が新たな発明を行った、新商品を発売するなども立派な材料です。これらの情報を元に株価が上がるか、下がるかを判断するのは投資家ですが、基本的には情報が多くて困ることはありません。企業が発表する情報以外にも材料は多く存在しており、例えば取引を行う日が晴れか雨かでも市場の動きは変わると言われています。これは昔から言われている言葉ですが、晴れている日は交感神経が刺激されるので前向きな気分になりやすく、逆に雨の日は副交感神経が刺激されることから後ろ向きな気分に陥ることも珍しくはありません。

ネット証券会社の影響力が増しており、家から出なくても取引が出来るので、天気が与える影響は少ないのは確かです。しかし、他にも季節によって株価が上昇するシーズンストックなどが存在しており、あらゆることが株価に影響を与えます。勿論、他に政府の発表や諸外国の動向なども重要な材料であり、輸入や輸出を行っている企業の株を持っている場合には海外の動向にも目を配らなければいけません。サッカーのワールドカップ、プロ野球のペナントレースなど日本中が盛り上がるイベントの際も、様々な企業の株価に良い影響を与えます。

逆に、国内で災害が起こってしまった場合には関連企業の株価が落ち込んでしまうことも珍しくはありません。株価に影響を与える材料は非常に多いので、どのように取捨選択を行うかは重要となっています。逆に、ニュースやイベントの影響をあまり受けない銘柄も存在し、普段から値動きが少ない場合には積極的に買う人がいないという事態に陥る可能性が高めです。このような状態は材料難と呼ばれており、情報が少ないと投資家は買いか売りかを判断することが出来ません。

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