企業そのものを見るボトムアップアプローチを使って株式投資を行う

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株式投資を行う場合、どの企業の株を購入するかが最重要のポイントとなっています。この企業の選び方は人によって異なりますが、この時の選び方は大きく分けて2種類があり、トップダウンアプローチとボトムアップアプローチです。トップダウンアプローチは、上から調査するという意味合いを持っており、会社そのものではなく国の動向や業種などからポートフォリオを構築していく手法となっています。株に関わる要素は多くありますが、輸出や輸入を手がけているならば必ず他国と関わり、他に新興国で事業を行っているかなども指標の1つです。まず為替や経済成長率などの要素から特定の国や業種に狙いを定めて、それから条件に当てはまる企業を探していきます。

勿論、この時にどの国が良いのか、どの業種が良いのかを決めるのは個人なので明確な定義があるわけではありません。どちらかと言えば、株式投資よりは投資信託で良く使われる手法なので、このやり方を知らなくても問題なく株式投資を行うことが出来ます。トップダウンアプローチと対になっているのがボトムアップアプローチであり、こちらは企業自体をチェックしてポートフォリオを構築していく手法です。ファンダメンタルズ分析などから、その企業が今後成長していくのか、株価は上がっていくのかなどを判断し、投資先を決めていきます。

こちらの手法でも国や業種などの情報を用いることはありますが、最重要ポイントではありません。仮にフィリピンの景気がとても良いとして、トップダウンアプローチではまずフィリピンで事業を展開している企業をピックアップしていくのが基本的なやり方です。それに対してボトムアップアプローチではまず企業をチェックするところから始めるので、フィリピンの景気が良いことは様々な要素の中の1つです。勿論、フィリピンで事業を行っている場合にはそのことを計算に入れるのが普通ですが、業績など他の要素より重要というわけではありません。

この両者のどちらか一方しか使ってはいけないわけではなく、両者を組み合わせて企業を探すこともあります。まず注目する国や業種などを定めなければいけませんが、この時の指標は基本的な原則として今後も役立つでしょう。そして国や業種などを定めたら、具体的に企業の情報を見ていくのが基本的なやり方となっています。銘柄は国内だけでも無数にあるので、まずは投資に値すると判断した業種を絞り込むのも選択肢の1つです。

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