中期投資の示す期間の考え方と銘柄の選び方の基本手法

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株式投資は、投資期間に応じて短期・中期・長期と分けて考えられます。ただし、短期や長期に比べ、中期投資は、どのような基準で中期とするのかがわかりにくくなっています。一口に「中期」と言っても、その人の投資スタンスによって、その期間には大きな幅があります。デイトレードやスイングトレードをメインにしている人は、そもそもの投資期間が1日未満から数日の範囲なので、そんな人たちの考える中期は数日から1週間ぐらいの期間になるでしょう。反対に数年から数十年先を見越した長期投資をしている人にとっては、1年や2年の期間でも中期的な範囲内に収まることになります。そういうわけで、中期といっても短期と長期の間というぐらいで一概に範囲を限定するのは難しいのですが、株式投資の話の中で中期投資といえば、およそ数ヶ月の期間を示すと考えるとよいでしょう。

平日の日中に時間を割くことができるなら、短期投資でこつこつと利益を積み上げていくのもよい方法です。しかし実際は、サラリーマンなど、日中に株式投資をしている暇なんてないという人がほとんどでしょう。そうすると、自然と中期投資か長期投資を選ばざるを得なくなります。ただし、下降トレンドが長期間続いている国内株で、長期投資を試みても利益を上げるのは難しいですし、これから株式投資を始めようという人にはおすすめできる投資法ではありません。というわけで、これから投資を始める人が取るべきスタイルは、中期投資に限られてしまいます。

中期投資での株の買い方ですが、日足チャートでタイミングを判断する方法がよいでしょう。最近の国内銘柄は、株価の上昇トレンドが数ヶ月程度で終了してしまうことが多く、週足チャートをもとに判断しているとタイミングを逃してしまいます。日足チャートに上昇トレンドで入った銘柄を買い、下降トレンドに入ったら売るようにします。

売買の判断は個別の銘柄ごとに行うのがよい方法です。日経平均株価が下降トレンドにある中でも上昇を続ける銘柄はわりと多くあるからです。もちろん、日経平均株価が上昇トレンドにあるほうが、個々の銘柄も上昇していきやすいのも確かなことですから、その場合は投資する資金を多少増やして強気に攻めるのもありでしょう。売りのタイミングも個々の銘柄ごとに判断します。たとえ日経平均株価が上昇トレンドにあったとしても、保有する銘柄が日足のチャートで下降トレンドに入ったら売りに転じましょう。これが中期投資で利益を上げる着実な方法です。

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