デイトレードやスイングトレードなどの短期売買のメリット・デメリット

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株式投資において短期売買といえば、デイトレードとスイングトレードになります。デイトレードは1日のうちに取引が完了しますし、スイングトレードでも株を買って売るまでに数日しかかけません。どちらも株の保有期間が非常に短い投資方法ですが、上手に運用できれば短期間で大きな利益を上げることも可能です。

短期売買が中長期投資より優位な点は、利益を上げるスピードが速いということでしょう。資産を2倍や3倍にするのも、短期投資ならわずかな期間で実現できます。たとえば、デイトレードで100万円の資金を利回り10%で運用したとすると、1日で10万円増やすことができます。翌日は10万円増えた110万円が資金となるので、10%で運用できれば121万円になります。この調子で運用していくことができれば、8日目には資金は200万円を超えることになります。スイングトレードであっても100万円の資金を2倍に増やすまでにかかる取引回数は10%の運用利回りで8回なので、100万円を200万円に増やすのに1ヶ月もかからないことになります。このように速いスピードで資産をどんどん増やしていけることが、短期売買の何よりの魅力です。

また、短期売買では、中長期投資のように企業の業績を気にすることなく取引ができるのもメリットのひとつです。デイトレードなら、株を買ったその日のうちに売却まで済ませてしまうので、その後に業績の上方修正・下方修正などが発表されたとしても何ら関係がありません。また、短期間で利益を出すことが目的なので、投資先の企業の将来性を気にしなくていいのはもちろん、どんな事業をやっている企業なのかすら知る必要がないのです。財務諸表や企業の成長性といった難しそうなことにもタッチする必要がないので、株価の推移以外で頭を悩ませることもありません。

一見メリットばかりしか見当たりませんが、短期売買にもデメリットは存在します。利益が出る期間が短いということは、株価の変動が激しい銘柄を狙って買うことになります。それに、短期で結果を出すためには、一度に買う株の数も多くなります。変動が激しい銘柄というのは株価が不安定な状態であるということから、いつ暴落してもおかしくない危険性をはらんでいます。投資に成功した時には1日で大きな利益を得ることができる代わりに、株価が暴落でもしたら、一気に多くの資産を失うことになります。企業の安定性・将来性に重きを置いて投資する中長期投資と比べると、短期売買はリスクが大きい方法と言えます。

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