誰でもお金を借りられる方法はあるの?

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カードローンの審査が厳しいところ、甘いところ

カード会社や大手消費者金融などの金融業者で行うカードローンの審査は業者によって異なります。最も審査の厳しいのは、銀行カードローンと言われています。ただし過去に借り入れを巡ってトラブルを起こしたことがなくて、仕事をして安定した収入を得ている人であれば審査通過できる可能性は高いです。

銀行カードローンは融資までに時間がかかることもありますが、比較的金利が低かったり借入の限度額が大きめなどのメリットがあります。

そして次に審査が厳しいのは、サラ金と呼ばれることもある大手消費者金融です。テレビコマーシャルで放送しているような消費者金融が大手です。消費者金融大手は、パートやアルバイトのような多少収入の少ない人や年金暮らしの高齢者、大学に通う学生でも借り入れできる所が多いです。

銀行カードローンに比べると、融資までの時間が早く急にお金が必要になったときにも便利ですが、便利がゆえに何度も利用してしまったり、銀行カードローンよりも金利が高めなところも注意が必要です。

★学生がお金を借りる場合

大学などに通う学生の場合、奨学金を借りることも検討すると良いでしょう。審査が厳しく、申請しても借りられないこともありますので、その場合は教育ローンを考えましょう。

国の教育ローンであれば、借入金額の上限はあるものの金利が低いです。奨学金は本人が返済するものですが、国の教育ローンは親が返済します。

民間の教育ローンだと来店せずに借りられるところもありますが、金利の設定が幅広く、利用する際には注意が必要です。

大手消費者金融よりもさらに審査の甘い所が中小の消費者金融になります。中小企業は大手と同じ条件で融資を行っても、大手の方にお客さんを取られてしまいます。そこで大手消費者金融の審査からこぼれた人も対象にして融資をしていかないと、商売を続けるのは難しいのです。

中小消費者金融は地域が限定されていたり、キャッシングカードがなかったりと、不便なこともありますし、大手のように情報がたくさんあるわけではないので、利用する前にきちんと調査することが必要です。

1社の審査に落ちてもまだ借入できる可能性はある

このように銀行の審査でだめだった人が消費者金融、大手の消費者金融でだめだった人が中小の消費者金融といった感じに、徐々に審査のハードルは低くなります。銀行や大手消費者金融でお金が借りられなかった人も、中小なら借りられる可能性はあります。

ただしここで注意したいのが、誰でもお金を借りられる方法というのはないと思ってください。たとえば、無職の方にお金を貸してくれる所はまずありません。無職だとお金を得る方法がないはずです。となると貸したお金をどうやって返済するのかという問題が出てくるためです。

しかし給与所得者ではない無職でも、専業主婦をしている人は配偶者貸付が利用できます。家族や配偶者に収入があれば、配偶者の所得をベースにして融資枠を設定できます。利用するには配偶者の同意書や婚姻関係を示す書類・配偶者の年収を証明する書類が必要になります。

ブラックリスト入りの借入は厳しい

その他にはいわゆるブラックリストに載っている人も、融資してくれる所はまずないと言っていいでしょう。ブラックリストとは、信用情報機関で管理している事故情報のことです。

数か月にわたって返済を延滞しているとか、自己破産をはじめとして債務整理した人は事故歴などの事故情報が登録されブラックリスト照会が可能になっています。事故情報は5~7年程度は載り続けますから、この間はカードローンなどの借入はまず無理と思うべきです。

なお信用情報開示手続きは自分で行い、確認することができます。

★個人信用情報機関

  • CIC(シー・アイ・シー)http://www.cic.co.jp/
  • JICC(日本信用情報機構)http://www.jicc.co.jp/
  • 全国銀行個人信用情報センター(全銀協)http://www.zenginkyo.or.jp/pcic/

貸金業者を見てみると、誰でもお金を借りられると謳っている所もあります。無職OKとかブラックOKと書かれているチラシなどを時折見かけます。お金が借りられなくて困っていると、このような甘い言葉につい引っ掛かってしまう人もいますが、アドバイスとして絶対に借り入れをすべきではありません。

通常ありえないような人に貸し出しますと言っている業者は、ヤミ金もしくは詐欺業者である可能性が高いです。お金を借りられたとしても、その後高利で借金が雪だるま式に膨らむなどの厄介な問題に発展しかねません。

最後に

ブラックリストに入っていない限りは、お金を借りることは可能でしょう。ただし借りられるならどこでもいいと思っているのであれば、考え直しましょう。どこで借入するかによって後の返済額に大きな差が出てきます。借入先は慎重に考えて選んでください。

親・兄弟・友人を頼れない場合、怪しい業者でも頼ってしまいそうになりますが、他に方法はないのか良く考えてからお金を借りるようにしましょう。

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