お金を借りるときに行われる審査はどんな内容?

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キャッシングで借金をする場合、審査が実施され、融資可能と判断された人にお金が貸し出されます。キャッシングは保証人や担保を取りませんから、より信用のある人かどうかの審査を詳しく実施します。キャッシングの審査は簡単に言えば、融資してお金をきちんと返してくれるかどうかの考査をしているわけです。審査内容は以下のような感じです。

まずは属性審査が行われます。年齢や勤務先、収入、住所、家族構成などを見て信用が高いかどうかの判断をします。各金融業者とも、今までの取引のデータを基にして属性でスコアをつける方法をとっていきます。そして一定以上のスコアになれば属性審査はクリアになります。勤務先は特に重要で、サラリーマンや公務員のような正社員で給与所得者は安定した収入を得ているため、評価は高いです。一方自営業者やフリーランス、パートなどは収入が安定していないため、審査は厳しくなります。年収や収入の多少よりも、安定性がどうかの方が重視されると思ってください。

2つ目に信用情報を使った審査を行います。信用情報機関では、皆さんの過去のローンやクレジットカードの利用履歴を管理しています。いつローンやカードの申し込みをしたか、どのような契約で他社借り入れ額はいくらの額があるのか、借り入れ無しなのか、直近2年間の返済履歴などが事細かく管理されています。よくブラックリストに載るといった表現が使われますが、信用情報に事故情報の登録されている状態をさします。事故情報が載っている、たびたび延滞をしているような人は返済の信用力に難ありと判断され、融資を見送られる恐れがあります。あと自己破産の有無も載っているので、自己破産した人は7年間は融資を受けることができません。

在籍確認の審査も実施されます。キャッシングの申込書には、勤務先の会社名や住所、電話番号を入力する欄があります。実際に会社に電話連絡をして、本当に在籍しているかどうかの確認をする作業です。「今席を外しておりますが」などと同僚が電話に出ても、在籍しているかどうか確認は可能です。仕事先の職場に金融関係からの電話がいくことに抵抗のある人もいるでしょう。しかし、キャッシング会社と名乗って電話はかけません。担当のオペレーターの個人名で電話をかけますから、他の人が電話に出ても気づかれることはまずないと言っていいでしょう。補足ですが、勤務先の電話として携帯電話の番号などを記載するのは避けた方がいいです。そもそも固定電話のない会社はまずないので、怪しまれて審査が通らなくなります。

キャッシングの審査基準は、それぞれ独自に設けています。このため、Aでは審査で落とされたけれどもBでは融資を認めてもらえたといったケースもあります。一般的に銀行よりは大手消費者金融、大手消費者金融よりは中小消費者金融の方が審査は甘いといわれています。借入先の判断基準の参考にしましょう。

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