医療ローンでお金を借りる方法

このエントリーをはてなブックマークに追加

一般的に、病院やクリニックで医療を受ける際は、健康保険が利用できるので、患者の負担は低く抑えられています。

ですが、中には美容整形や脱毛といった、保険適用外の高額な医療費が必要となる治療があります。そんな時に利用したいのが医療ローンです。

聞き慣れないローンですが、一体どのようにして利用すればいいのでしょうか。医療ローンでお金を借りる方法をはじめ、医療ローンに関する内容について紹介します。

医療ローンでお金を借りるケースいろいろ

医療に関する治療で、お金が必要になった時に借りることができる医療ローンですが、具体的にはどのようなケースで利用するローンなのでしょうか。医療ローンでお金を借りるケースは以下の通りです。

保険適用外の高額な医療費の支払いが困難なケース

国民健康保険や社会保険に加入している場合、医療費の自己負担額が軽くなります。

但し、これはあくまでも保険診療の話であって、保険適用外の自由診療は全額自己負担となるため、高額な医療費を支払わなくてはなりません。

一括ですぐに支払える方もいれば、支払いが困難なケースもあります。そんな時に、医療ローンでお金を借りて医療費の支払いを行います。

では、保険適用外の高額な医療費とはどのようなものがあるのでしょうか。

【保険適用外の高額な医療】
・先進医療
・不妊治療
・歯科治療(審美歯科)
・レーシック治療
・美容整形
・エステ

このような医療や治療は保険適用外で、高額な医療費が発生するため、医療ローンを利用する人も多いです。

高額医療費制度を利用しても支払いが困難なケース

保険診療は、健康保険や社会保険に加入していると自己負担額が軽くなりますが、手術や長期的な入院などで医療費が高額になってしまうこともあります。

そんな時は、高額療養費制度による医療費の払い戻しを利用して、自己負担額を更に軽くします。但し、払い戻しを受けるまでには、申請から約3ヶ月の時間がかかってしまいます。

払い戻しまでの間、医療費が払えない方のために、「高額療養費貸付制度」というものがあります。この制度を利用すると、高額療養費支給見込み額の8割相当を無利息で借りることができます。

また、高額療養費制度の中には、限度額適用認定証というものがあり、最初から窓口で支払う医療費の負担を軽減することもできます。

高額療養費制度を利用すれば、例えば、保険診療で高額な医療費がかかっても、負担を軽減することができるのですが、それでも自己負担分の支払いが困難な方は、医療ローンでお金を借りて医療費を払うことになります。

医療ローンでお金を借りる方法

さまざまな事情で医療ローンが必要になった場合、どのようにして医療ローンでお金を借りればいいのでしょうか。

各病院やクリニックが提携する医療ローンを利用する

自由診療を行っている病院やクリニックには、専用の医療ローンが用意されています。病院やクリニックの窓口で申込書に記入し提出するだけで、医療ローンの申し込みができます。

金融機関の医療ローンを利用する

多くの金融機関が医療ローンを取り扱っています。医療ローンを扱う金融機関は、銀行と信販会社になります。自身で直接金融機関に申し込んで医療ローンを利用します。

カードローン

医療専用のローンではありませんが、カードローンはお金の使途は自由なので、医療費にも利用することができます。カードローンには、銀行のカードローンと消費者金融のカードローンがあります。

医療ローンでお金を借りる主な方法は、病院やクリニックが提携している医療ローン、金融機関の医療ローン、カードローン、これらの3種類となります。

病院やクリニックが提携している医療ローンは、病院やクリニックを通して申し込み、金融機関の医療ローンやカードローンは自身で申し込みを行います。

医療ローンを借りるにはどこがおすすめ?

病院やクリニックで扱っている医療ローンがあれば、それらを利用するのもおすすめですが、医療ローンを扱っていない場合、どの医療ローンを利用すればいいのでしょうか。おすすめの医療ローンを紹介します。

金融機関の医療ローン

まずは、医療費に特化した医療ローンのおすすめを紹介します。

東京スター銀行

商品名 スターワン目的ローン 医療・介護ローン
金利 2.8%~7.8%
融資金額 10万円以上500万円以下
対象費用 先進医療・歯の治療・レーシック・美容整形・不妊治療・介護にかかる費用全般など
申込条件 満20歳以上満65歳未満の方で完済時年齢が70歳未満の方
給与所得者(正社員・契約社員・派遣社員の方)として勤続1年以上、または事業所得者として営業年数1年以上で安定的な所得のある方
年収150万円以上の方
保証会社(株式会社セディナ)の保証が受けられる方
申込方法 インターネット(2019年9月30日まで)・店頭・電話
融資期間 1年以上7年以内
返済日 毎月4日
特徴 病気の治療だけでなく遠方の医療機関への通院もサポート
本人以外に配偶者や三親等内の家族の医療・介護費用も申し込み可能
事務手数料・繰り上げ返済手数料は不要
店頭または電話で返済額の試算が可能

筑波銀行

商品名 つくばメディカルローン
金利 一般医療費:3.50%
融資金額 10万円以上300万円以内
対象費用 入院手術費用・レーシック費用・不妊治療費用・美容外科費用・臓器移植手術費用・歯科治療費用・本人の医療ローンの借換資金など
申込条件 申し込み時の年齢が満20歳以上65歳以下、完済時年齢満70歳以下の方
医療全般に関する費用を利用する本人、またはその親族の方(配偶者並びに三親等内の血族および姻族)
安定継続した収入が見込める方
過去に不渡り・延滞などがなく(株)ジャックスの保証が受けられる方
申込方法 電話・窓口
融資期間 6ヶ月以上7年以内
返済日 毎月口座振替 2日、7日、12日17日、22日、27日のいずれか
特徴 がん先進医療費プランもあり(金利3.0%・条件等異なる)
歯科治療に特化したデンタルローンもあり(金利5.0%・融資額500万円以内)
土日も営業しているので相談可能

医療ローンと銘打った商品は、地方銀行で扱っていることが多い傾向にあります。

地方銀行は、営業所エリア内に住んでいる、または勤務中の方という、利用者を限定する地域限定型の商品が多いので、全国どこの地域からも申し込めるわけではないので注意してください。

全国どこからでも申し込めるメガバンクでは、医療費にも使える多目的ローンという商品があり、そちらもおすすめです。

カードローン

カードローンは、医療専用のローンではありませんが、医療ローンに比べると身近な存在で利用しやすいという利点があります。そんなカードローンのおすすめを紹介します。

三菱UFJ銀行

商品名 バンクイック
金利 1.8%~14.6%
融資金額 10万円~500万円
対象費用 事業性資金以外のさまざまな用途
申込条件 年齢が満20歳以上65歳未満の国内に居住する個人
保証会社(アコム)の保証を受けられる方
原則安定した収入がある方
外国人の方は永住許可を受けている方
申込方法 インターネット・モバイル・テレビ窓口・電話
利用期間 1年(審査の上自動更新)
返済日 自動支払い・ATM・振込 毎月指定日または35日後との返済
特徴 スマホで申し込みも返済も可能
5分で申込みが完了する
フリーダイヤルで相談が可能
借入可能かチェックできるお試し診断あり
ATM手数料無料

みずほ銀行

商品名 カードローン
金利 2.0%~14.0%
融資金額 10万円~800万円
対象費用 自由(事業性資金には利用できない)
申込条件 契約時の年齢が満20歳以上66歳未満の方
安定かつ継続した収入が見込める方
保証会社の保証を受けられる方(オリエントコーポレーション)
※外国人の方は永住許可を受けていること
申込方法 パソコン・スマホ
利用期間 1年(1年ごとに自動更新)
返済日 自動引落は毎月10日・ATM、みずほダイレクトは随時任意で
特徴 WEBで申込み完結
来店・郵送不要
みずほ銀行のキャッシュカードで利用可能
コンビニATMでも利用可能(時間外手数料無料※月4回まで)

医療ローンに比べると金利面では劣りますが、申し込みのしやすさや融資金額の上限が高いなど、カードローンにもメリットがあることが分かります。

特に今回紹介した商品は、金利や借入額のバランスが取れており、手続きも簡単なのでおすすめです。

医療ローンの申し込み・審査・借入までの流れ

医療ローンを利用した場合、申し込みから審査、借入までの流れはどのようになるのでしょうか。例として、中国銀行の「医療向けローン」の流れを紹介したいと思います。

①ホームページの申し込み画面(または電話、FAX)から必要事項を入力して事前審査をお申し込む
②事前審査の結果の連絡がくる
③事前審査で承認されたら正式審査のための手続きを行う(必要書類の提出)
④正式審査の結果の連絡がくる
⑤正式審査承認の場合はWEB画面から契約手続きを行う
⑥契約手続きが完了したら即日から融資が可能

基本的に、WEBや電話、店頭などで医療ローンの申し込みを行い、必要書類の提出をすると審査が行われます。

審査に通ると契約に至り、契約後に融資が実行されるという流れです。申し込みから借入までの期間は、2週間~3週間程度としている金融機関が多いです。

これらの契約から借入までの流れや期間は、金融機関によって若干違いがあるので、利用前に確認しておくようにしましょう。

医療ローンの金利はどれぐらい?

いくつか金利が低いおすすめの医療ローンを紹介しましたが、医療ローンの金利は一体どれぐらいなのでしょうか。医療ローンと、医療費の支払いにも利用できるカードローンの金利を比較してみましょう。

医療ローン

金融機関/商品名 金利
千葉銀行 ちばぎん医療ローン 5.00%~5.20%
愛媛銀行 メディカルローン 8.8%
常陽銀行 医療介護ローン 5.0%
トマト銀行  トマト先進医療ローン 2.9%
イオン銀行 デンタルローン 3.8%~8.8%

銀行の医療ローンの場合、融資対象の治療に若干違いはありますが、およそ2%台~8%台の金利を設定しているところが多いようです。

カードローン

金融機関/商品名 金利
三井住友銀行 4.0%~14.5%
オリックス銀行 1.7%~17.8%
楽天銀行 1.9%~14.5%
りそな銀行 3.5%~12.475%
新生銀行 4.5%~14.8%

カードローンの金利は、1%台と低く設定している銀行もあるのですが、上限金利は軒並み高く、12%台~17%台となっています。

契約額(限度額)が大きいほど金利が低くなるので、返済能力が高い方ほど金利は低くなる傾向になります。

医療ローンの限度額はどれぐらい?

次に、医療ローンはどれぐらいの額を借りられるのか、銀行の医療ローンとカードローン尾限度額を見てみましょう。

医療ローン

金融機関/商品名 限度額
千葉銀行 ちばぎん医療ローン 最大500万円
愛媛銀行 メディカルローン 最大300万円
常陽銀行 医療介護ローン 最大500万円
トマト銀行  トマト先進医療ローン 10万円~300万円
イオン銀行 デンタルローン 10万円~700万円

医療ローンの限度額は、300万円~500万円が平均的な限度額のようです。金融機関によっては500万円以上の借入が可能なところもあります。

カードローン

金融機関/商品名 限度額
三井住友銀行 10万円~800万円
オリックス銀行 100万円~800万円
楽天銀行 10万円~800万円
りそな銀行 10万円~800万円
新生銀行 1万円~500万円

カードローンの限度額は、多くの金融機関が800万円となっています。医療ローンに比べると限度額は高く設定されています。

医療ローンの返済期間や支払回数はどれぐらい?

最後に、医療ローンの返済期間や支払回数がどれぐらいなのか、銀行の医療ローンとカードローンの返済期間や支払回数を調査しました。

医療ローン

金融機関/商品名 返済期間・支払回数
千葉銀行 ちばぎん医療ローン 6ヶ月以上10年以内
愛媛銀行 メディカルローン 6ヶ月以上10年以内
常陽銀行 医療介護ローン 6ヶ月以上7年以内
トマト銀行  トマト先進医療ローン 6ヶ月以上10年以内
イオン銀行 デンタルローン 1年~8年

医療ローンの返済期間は、7年~10年以内としているところが多いです。返済回数は毎月1回なので、10年以内であれば最長120回以内の支払い回数になります。

カードローン

金融機関/商品名 返済期間・支払回数
三井住友銀行 5年
オリックス銀行 1年(審査のうえ自動更新)
楽天銀行 1年ごとの自動更新
りそな銀行 1年(1年毎の審査のうえ更に1年更新)
新生銀行 5年 60回

カードローンの返済期間は5年と設定しているところと、1年ごとに審査を行い自動更新するところに分かれます。

1年ごとに審査はありますが、1年以内の完済が求められているわけではないので安心して下さい。返済の延滞や遅延を繰り返さない限り、返済期間も更新されるので完済できるまで返済を続けることになります。

この調査内容の総括

医療ローンでお金を借りる方法や、医療ローンについて紹介してきましたが、医療ローンには、病院やクリニックが提携している金融機関で医療ローンを組む方法と、自分で金融機関の医療ローンやカードローンに申し込んで利用する方法があることが分かりました。

病院やクリニックが提携している医療ローンは、それぞれの提携先によって内容や条件が異なるため、今回は、自分で金融機関に申し込む医療ローンやカードローンについて紹介しています。

医療ローンとカードローン、それぞれの条件を見ても分かる通り、条件がいいのは医療ローンです。医療ローンを検討している方は、ぜひ銀行の医療ローンを利用することをおすすめします。

但し、医療ローンは金利が低く設定されていることもあり、若干審査が厳しめです。審査の通りやすさや、申し込みのしやすさを重視するならカードローンもおすすめできます。

また、今回は銀行のカードローンを中心に紹介していますが、消費者金融という選択肢もあります。消費者金融の場合、初回に借りられる金額が少なかったり金利が高かったりと、デメリットもありますが、即日融資にも対応しているので、急な医療費の支払いにはおすすめです。

医療ローンといっても、さまざまな選択肢があるので、ぜひ自分に合ったローンを選んで、医療費の支払いを行ってください。

このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク
スポンサーリンク