闇金で借りたお金が払えない場合の対処方法

闇金とは何か?

現在日本では、貸金業をするにあたって国や都道府県への登録が必要とされていますが、その登録をせずに貸金業を行う業者(個人の場合もあり)を「闇金」と呼びます。

登録をしている貸金業者は、以下のような規制によって適切な業務を行っており、それによって常識を逸脱しない貸金が成り立っています。

  • 総量規制:個人への融資では年収の3分の1までの金額を上限とする規制
  • 違法な取り立てに対する規制:暴力的・威圧的な取立などを禁止するもの
  • 金利の制限:条件に応じて15%~20%を上限とするもの

闇金の場合はこの規制を守る必要がないため、無謀な貸し出し、恐喝に近い取り立て、トゴ(10日で5割)、トサン(10日で3割)といった無理な金利での貸し出しなどが日常茶飯事で行われます。

場合によっては、返済したいのに返済させてくれず、金利だけが膨らんで返済不可能な額になってしまったり、借りるつもりはないのに強制的に振り込みをしてきたりというトラブルも少なくありません。

闇金で借りたお金を滞納するデメリット

利息だけが膨らむ

闇金の金利は違法な金利で、トゴ(10日で5割)、トサン(10日で3割)、トイチ(10日で1割)といった貸し出しが当たり前に行われています。金利が高いということは、借りる期間が長引けば長引くほど元金に対する利息が増え、最終的には返済できないような金額になっていることも多くあります。

終わりがない

闇金が好むのは、高い利息でも継続して借入と返済をしっかりしてくれる客です。貸した元金の利息を膨らませることが闇金にとっての大きなメリットとなるため、一括で返済しようとする客をあまり好みません。一括で返そうと思ってもなんだかんだ理由を付けて返済させなかったり、スムーズに返済している客にはさらに借金をするよう仕向けたりします。もともとは返済できる金額だったはずが、いつの間にか取り返しのつかない金額になっているのはこういったやり方もあってのことです。

取り立てに悩まされる

闇金業者は、延滞を続ける客には厳しい態度をとることがあります。毎月の決まった返済が出来ない場合、自宅へ押しかける、職場に押し掛ける、脅しのような取り立てをする、暴力行為をする、といった執拗な取立てを受け、精神的負担は避けられないでしょう。

周りからの信用を失う

取り立てを受ける中で、闇金は会社や近所にまで連絡してくることがあります。勤務先に闇金からの脅迫めいた電話が何度もかかったり、近所に知れ渡るような取立てをされれば、トラブルを抱えていることはすぐに周りにばれてしまいます。また場合によっては借金をばらすようなビラを配ったり張り紙や落書きをされたりもします。金銭トラブルを起こしているというのは会社によっては解雇につながる可能性もあり、それまで築き上げてきた周囲からの信用が失われてしまいます。

身の危険がある

取立てを受けてもなお延滞を続けてしまうと、規制のない闇金の取り立てはどんどんエスカレートしていきます。拷問に近い暴力を受けることもあり、自分はもちろん、家族や親せき、交際相手などに危害が及ぶことも少なくありません。また、以下のようなことを実際に強要されることもあります。

・口座を作って売る、携帯電話を大量に契約する、などの違法行為を手伝うようにいわれる
・自殺して生命保険で借金を返済するよういわれる
・借金を返済するまで闇金があっせんした仕事に就くよういわれる(公に出来ない仕事が多い)
・女性の場合風俗で働いて返済するよういわれる
・人身売買をにおわせる

負の連鎖

延滞を続けていると、時には別の貸金業者を紹介されることがあります。そこで新たにお金を借りて、当初の借金は全額返済するという提案ですが、このような話が出た場合はその闇金同士がつながっていることがほとんどです。新たな借金はあっという間にさらに膨れ上がり、またその返済のために新たな借金をするという負の連鎖となる可能性が高いので絶対に応じないようにしましょう。

闇金で借りたお金の支払いを待ってもらうことは可能なのか?

誠実に支払い意思を見せることで、支払いを待ってもらうことは可能です。ただし、相手は違法な貸金業者であり、返済を待ってもらう場合にも違法な条件を付けてくることを覚悟しましょう。また、待ってもらっている間も違法な金利はつくのでその分も含めて返済を考えなければなりません。

闇金で借りたお金の免除は可能なのか?

闇金の取り立ては執拗で、なおかつ貸金業法などの規制が通用しないので返済せずに逃げるということはほぼ不可能で、もし逃げるのであればかなりの身の危険を覚悟しておく必要があります。
しかし、闇金での借金でもうどうしようもない、元の生活に戻るのは不可能だと思われた場合には弁護士を通じて自己破産をすることでその債務への返済義務を帳消しにすることが出来ます。弁護士を雇い、裁判所を通し手続きをするので費用が掛かります。また、官報などにも自己破産の旨が表示されるのでその後の生活に大きな支障が出る可能性があります。そのことを理解したうえで、免除に向けての手続きを進めてみましょう。弁護士事務所によっては費用を後払い、もしくは過去の返済資金の清算金が戻ってからでも良いとしているところもありますので、すぐに費用が用意できない場合はそういった弁護士事務所がおすすめです。

闇金で借りたお金に利息はつくのか?つくならどれぐらい?

通常、貸金業者の金利の上限は金額に応じて年15%~20%となっていますが、闇金の場合はこの規制の範囲にはとどまりません。違法な金利であるため公表することはありませんが、よく闇金で使われるのが10日単位の金利設定です。

金利の通称 具体的な金利 一年間複利で借りた場合の年利
トイチ 10日で1割 3,142%
トサン 10日で3割 1,441,791%
トゴ 10日で5割 267,504,316%

これは1年間返済せずに借りっぱなしにした場合の金利なので、実際にここまでの金利を払うことはありえませんが、違法な業者の金利がいかに膨大かをわかっていただけたかと思います。

また、通常金利は借りた期間に応じて支払いますが、闇金の多くが貸したときに最初の期間分の利息を差し引いて現金を渡します。例えば、10万円をトサンで借りた場合、最初に受け取る金額は10日後の利息3万円を差し引いた7万円です。7万円を受け取り、10日後に10万円を返済する、という方法です。このときに返済できなければ、さらに10日後には利息が付き、返済しない限りそれを繰り返していくことになります。分割で返済しても、この法外な金利では「返済金額

新たに上乗せされる金利」となってしまい、毎月返済しても返済しても借金は増える一方になってしまいます。

闇金で借りたお金が払えないときの良い対処方法

専門家に相談する

闇金とのトラブルになってしまった場合には、専門家に頼るのが最も良いでしょう。専門家というのは弁護士・司法書士などで、闇金に強い法律事務所も多数存在します。特殊な業者を相手取るので、闇金との交渉経験がない専門家ではなかなかうまく話がまとまらないこともありますので、必ず闇金トラブル解消の実績があるところを選びましょう。お金がないから相談できない、と思われがちですが、最近では相談無料・料金後払いなどの融通を聞かせてくれるところも多くあります。まずは無料相談へ出向き、現在の状況と必要な費用などの相談をしてみましょう。

闇金で借りたお金が払えないときのダメな対処方法

返済できないと分かりつつ、少しずつ返済する

完済できず借金が膨らむばかりだと分かりつつそれでも取立てにおびえて返済を続けるのは全く意味なく、終わりはありません。取り立てが怖いということも分かりますが、どこかで割り切って法律相談してみましょう。

別の業者から借りる

闇金で借りてトラブルになっている方の多くが、合法な貸金業者からの借入はできないほどのブラックの方なのではないかと思います。そういった方が、闇金に返済をするために借り入れをするとしたら、やはりそれも同じく闇金となるでしょう。結局トラブルの解消にはなっておらず、関わる闇金を増やすだけにすぎません。負の連鎖に陥る前に別の方法をとりましょう。

逃げる

闇金から逃れるために、すべてを捨てて夜逃げする方も少なくありません。もし逃げる場合、残された家族や友人、知人に多大な迷惑や恐怖を与える可能性があることをわかっておきましょう。また、闇金同士の横のつながりもあるため、逃げたつもりでもすぐに見つかるかもしれません。もし見つかった場合は、それまで以上に苦しい状況になることも覚悟しましょう。また同様に、自殺する、一家心中する、という最悪の選択も絶対にしてはいけません。死ぬほどなら、ダメもとで法律相談に臨んでみてください。

闇金で借りたお金が払えなくなったらどこに相談すればいいのか?

法律事務所・弁護士など

先ほどもお話しましたが、闇金トラブルには実績を積んだ専門家の力が必要です。闇金とのトラブルが増加している一方で、闇金に特化した法律事務所も増えています。様々な場数を踏んだ専門家だからこそ出来る対処法も多々あります。費用面で不安を感じて相談できない方も多いですが、闇金トラブルの場合費用は後払いとしてくれているところもあるので、まずは一人で悩まず出来るだけ早い段階で相談してみてください。

この調査内容の総括

闇金に悩む人は想像以上に多く、実際に闇金とトラブルになった体験談などは見ているだけでも苦しいものです。その違法な金利は、あっという間に借金を膨らませ、債務者の心を圧迫し、さらには厳しい取り立てで家族や周囲の人をも危険にさらします。
お金がない場合、どこかで調達しなければと思うのは当然のことですが、決して闇金には手を出さないことが何より大切です。闇金だと思わずに借りていた、というケースもありますので以下に闇金かどうかを見分けるポイントをご紹介します。参考にして絶対に違法業者とは取引をしないようにしてください。

闇金を見分けるポイント

国や都道府県に登録していない

登録番号が表示されていないのは当然ダメですが、業者によってはでたらめな登録番号をチラシ等に載せていることもあります。金融庁のHPから、自分が利用したい業者の登録番号が実際に登録されているかを検索することが出来るので、利用前に必ず検索してみてください。

法外な金利

登録を受けた貸金業者は決められた金利の範囲内で貸し付けを行います。金額に応じてですが、最大で年利20%なので、これを超える金利を提示してくる業者は違法業者の可能性が高いでしょう。

固定電話がない

貸金業として登録を受ける場合、固定電話が必須となります。固定電話の表示がなく、携帯電話のみの場合、違法業者と判断しましょう。

どんな人にでもすぐに貸してくれる

通常借り入れが出来ないブラックリストの方でも即日借り入れが出来る、となるとそれは違法業者の可能性が高いでしょう。登録を受けた業者でも貸してくれるところはありますが、審査のための時間が必要となります。チラシなどで「ブラックでも即日OK」などと謳っているところは避けましょう。

このほか、業者の態度や事務所の様子、チラシが大手消費者金融と似ている、といったポイントもあります。またその一方で、最近は「ソフト闇金」と呼ばれる違法業者も増えています。ソフト闇金は、これまでの闇金のイメージとは全く異なり、見た目や態度もソフトで一見して闇金とは思われないような闇金を言います。見た目だけで判断せず、上記のポイントをしっかり確認して対処してください。

もし、気を付けていても闇金に引っかかってしまった場合や、闇金とすでにトラブルになっている場合は、出来る限り早い段階で法律事務所に相談しましょう。早めの解決が何より肝心なので、自分だけでなく家族を守るためにもぜひ勇気を出してコンタクトをとってみてください。

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