郵便局でお金を借りる方法を紹介

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皆さんの自宅に近くに郵便局はありませんか?郵便物を送るとか、かんぽで子供のための学資保険、生命保険、簡易保険や養老保険などの契約をしたり、定期預金や通常貯金など普通預金として手元のお金を預けたり、引き出したりするときに利用することが多いでしょう。ゆうちょ銀行ATMは全国にあるので誰でも1度は使ったことがあるのではないでしょうか。

ゆうちょ銀行からお金を借りる条件

その他に、あんまり想像がつかないかもしれませんが郵便局ではお金を借りることもできます。郵便局から融資を受けるためには2つの条件があります。まずゆうちょ銀行の総合口座を持っていることです。そしてその総合口座で定額貯金をはじめ財形定額や財形年金定額を利用している人であれば、借り入れが可能です。

ゆうちょ銀行の総合口座とは?
総合口座は、通常貯金・定額貯金・定期貯金などを管理できる口座のことで、通常の預入や払戻しの他に送金・給与の受け取り・各種料金の支払い・借り入れなどができる。
ゆうちょ銀行・郵便局の窓口で印鑑と本人確認の書類を持っていけばその場で通帳を交付してもらえる。

財形貯金を担保にお金を借りる

定期貯金として財形定額や財形年金定額を利用している人は、財産形成貯金担保貸付けを利用できます。財産形成貯金担保貸付けは、財形を担保として貯金額の9割を上限として、最高300万円まで借入できる制度です。1000円単位で借り入れできます。

返済期間は最長で2年ですから、自分の経済状況に合わせた返済計画を立てられます。ただし借入期間中に担保としている貯金が満期を迎える場合は、その満期までが期間となるので注意しましょう。

貸付の相談や手続きに関しては、日本全国にある郵便局の窓口で受け付けています。財産形成貯金担保貸付けを利用しようと思っている人は、まずは窓口で詳しい内容を相談してみましょう。

  • 財形定額貯金、財形年金定額貯金や財形住宅定額貯金を担保に借入できる
  • 貸付回数は担保とする貯金1件につき1回
  • 返済回数は1~4回で選べ、ゆうちょ銀行・郵便局の貯金窓口で返済する
  • 貸付利率は返済時の約定利率+0.25%
  • 利子は日割り計算

定額貯金・定期貯金を担保にお金を借りる

ゆうちょ銀行の総合口座で定額預金を管理しているのであれば、貯金担保自動貸付けによる借り入れが可能です。総合残高を超える払い戻しが行われたときに貸し付けが行われます。しかも自分で手続きをしなくてもあまり手間を掛けずに自動的に貸付してくれる所が特徴です。

たとえば、総合口座に2万円が入っているときに、3万円の払い戻しが行われたとします。この場合、定額貯金を担保にして自動的に差額の1万円が貸し付けられるわけです。ちなみに定額貯金を担保にして借入する場合、預入金額の9割が上限となり、1冊の総合口座通帳につき300万円までです。

貸付期間は、財産形成貯金担保貸付けと同じく2年間となり、借入期間中に担保としている貯金が満期を迎える場合は、その満期までが借入期間となります。

  • 通常貯金の残高を超える払戻しがされりと、不足分が自動的に貸し付けられ、通帳には-(マイナス)表示がされる
  • 借入回数はに制限はない
  • 通常貯金に預入すると自動的に返済され、返済回数や1回の返済金額に制限はない
  • 貸付利率は定額貯金が担保の場合、返済時の約定利率+0.25%となり、定期貯金が担保の場合、預入時の約定金利+0.5%となる
  • 利子は日割り計算

国債を担保にお金を借りる

国債等担保自動貸付による貸し出しもあります。ゆうちょ銀行で国債を購入した人が対象です。国債を担保にして貯金の残高がマイナスになった時に貸し付けしてくれる制度です。

別に申し込み手続きをする必要はなく、自動的に貸付してくれます。返済期限は1年間と短いです。貸付額の上限は、購入した国債の80%もしくは200万円となっています。

  • ゆうちょ銀行や郵便局の窓口で購入した利付国債・個人向け国債を担保に借入できる
  • 借入回数に制限はない
  • 通常貯金に預入すると自動的に返済され、返済回数や1回の返済金額に制限はない
  • 貸付利率は貸付時の預入期間1年の定期貯金の約定利率+1.70%
  • 利子は日割り計算

最新の金利情報は、郵便局のホームページで確認してください。

ゆうちょ銀行金利一覧
http://www.jp-bank.japanpost.jp/cgi-bin/kinri.cgi

まとめ

お金を借りるときにまず思い浮かぶのが消費者金融やカードローンではないでしょうか?とても身近な郵便局なのに借入できることを知らない人が多いのかもしれませんね。身近な存在なだけに安心感がありませんか?民営化されたもののその安心感は変わらないような気がします。
借入時の面倒な手続きが必要なかったり、カードローンのように毎月最低返済金額の規定がなかったりと、お金を借りる側にとってもメリットとなることがあります。もしお金が必要になったときには郵便局からの借入も選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょうか。

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