資産運用の方法として、株式投資や投資信託があります。これから運用しようと思っている初心者の方の中には、自分にとってどちらがベストかで悩んでいる人もいるでしょう。結論から言えば、どのような運用スタイルを考えているかで変わります。自分の力で運用したいのであれば、株式投資の方が良いです。仕事などの関係でなかなか運用に時間を割けられないのであれば、投資信託の方がいいでしょう。
株式投資をする場合、まずどの銘柄の株購入をすべきか、どの会社の株主になるのかを考えないといけません。そのためには会社の規模や事業内容、どのような業績や収益をあげているのか、最近の株価の推移はどうかなど総合的に情報分析をして決める必要があります。また株価は常に変動しています。キャピタルゲインの株運用で資産や利益を増やしたいと思っているなら、株の売り時を見つけるために株価や相場を定期的にウォッチングする必要があります。このようにしっかりと時間を割いて株式運用をしないといけません。株価はほかの金融商品と比較して、大きく値動きする傾向が見られます。ですからしばらく目を離したすきに、大きく下落して損失を被ることもありうるのです。
もし仕事や家事などの関係で、がっつり投資に時間を確保できないのであれば、投資信託の方がいいでしょう。投資信託は皆さん資金を出すだけで、実際の運用管理はプロのファンドマネージャーなどが担当します。今までずっと運用をし続けてきた人が担当します。また専門家だけに、質の高い情報もどんどん入ってきます。このような環境の中で運用すれば、自分が取引するよりも儲けの出る可能性は高いです。自分でいろいろと銘柄に関する勉強する暇がない、その気がない人には投資信託がおすすめです。
投資信託と株式投資の比較の中で、よく「株式投資をするにはお金がかなり必要」と指摘する声も聞かれます。確かに少し前までは、株取引をするためには100株とか1000株単位で購入しなければなりませんでした。リスクマネージメントを考えて分散投資する場合には、100万円単位の元手が必要と言われました。一方投資信託の場合、広く浅く資金を集めます。このため、運用資金は1万円など小遣い程度のお金からスタートできます。しかし株式投資もだいぶ様変わりしていて、1株からとか10株程度のようなより低額でも運用できるサービスも出てきています。1万円でも投資をスタートさせることは可能です。リスクマネージメントのことも考えても、10万円くらいの軍資金があれば十分運用できます。