株式投資と国債、どちらがいいかの比較検討

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国債という言葉を耳にしたことのある人も多いでしょう。国が発行している債券のことで、国債を購入してもらうことで政府は行政をするための資金調達をする制度をとっています。国債は期間が決まっていて、満期が来たら額面のお金を投資家に返還します。この時利息も付ける格好になります。国債と株式投資、資産運用するためにどちらが良いかは投資スタイルによって変わってきます。

それほど大きな利益が出なくても良いから、損失を出すことなくコツコツとお金を増やしていきたいと思っているなら、国債がいいでしょう。何せ国が発行している債券だからです。株式は会社が発行していますが、業績悪化によって倒産する可能性はどの企業にも多かれ少なかれあります。もし会社が倒産すれば、株券はまさしくただの紙くずです。しかし日本の国がつぶれるといったことはまず考えられませんから、全くの無価値になることは考えられません。しかも国債は元金保証型の金融商品なので元本割れの心配はありません。つまり損失リスクを考える必要がない安全性の高い金融資産なのです。平成24年に発行された固定3年国債の利率は0.07%ですから、受け取ることのできる利息は少ないです。しかし安定した運用利益が期待できる資産運用法なので人気です。

株式投資の場合、先ほども紹介したように倒産すれば株券は全くの無価値になります。また金融商品の中でも値動き変動の激しい金融商品ですから、自分が購入した株券の価値が下がる恐れもあります。このため、損失リスクはそれなりに大きくハイリスクとなります。ただし多少のリスクを背負ってでも、効率的に資産運用したい、少しでも手持ちの資産を大きくしたいのなら、株取引にチャレンジしてみる価値は十分あります。たとえば株式投資には配当金による収入があります。業績好調な企業が、利益を株主に還元するシステムのことです。この配当利回りは企業によって異なり、全くの無配当の銘柄もある一方で、5%を超える配当利回りを出す銘柄もあります。5%を超えれば、国債で運用するよりもはるかに大きな利益を確保できます。

ただし先ほども紹介したように株式投資には損失リスクもついて回ります。国債のような元本保証もありません。その中で利益を堅実に出していくためには、購入する銘柄の企業研究をしっかり行う必要があります。株式投資は情報戦と言われ、その情報戦を制したものが利益をあげていきます。自分でしっかり勉強や研究をしながらの運用方法を取りたいのであれば株式投資、何もせずに収益を得てお金を少しずつでも増やしたいのであれば国債を選択すればいいでしょう。

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