人材派遣会社へ提出する職務経歴書の書き方

このエントリーをはてなブックマークに追加

人材派遣会社の登録会では、履歴書、職務経歴書、本人確認書類、印鑑などを当日持参するようにとされているケースが多いようです。履歴書や本人確認書類、印鑑についてはすんなりと用意できても、職務経歴書について悩まれる方が多いようです。今回は、人材派遣会社の登録会に持参する職務経歴書はどのように作成するべきか、レポートします。

「職務経歴書」も評価対象のひとつ

派遣登録会の持ち物リストに「簡単な職務経歴書」と書かれているのを、目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。「簡単な」という言葉がついていることで、考え込んでしまう人が多くいらっしゃいます。わざわざ「簡単な」と書かれているということは、転職活動などで使用してきた細かく書き込んだ職務経歴書の提出は求められていないのではないか、と感じてしまうと言うのです。

きちんとしすぎて後悔することはない

派遣会社のホームページは、明るく、柔らかなテイストのものが主流となっています。派遣登録会の案内にも「カジュアルな服装でお越しください」「まずは登録会に来てみませんか?」など、堅苦しくない、気軽な雰囲気を感じさせる言葉が並んでいます。そんなサイトを見ていると「とりあえず、登録だけでも」と考える方も多いようです。そして、いざ準備を始めた時に「簡単な職務経歴書」という表記に悩まされるといいます。

ですが、本当にそんな気軽な気持ちで参加していいものなのでしょうか。結論から言うと、あまりに簡単な気持ちで参加するのはNGです。いくら「気軽に参加を」と書かれていても、その言葉を本気で信じてはいけません。派遣登録会は、あなたがこれから就業する企業を引き合わせてくれる、派遣会社のコーディネーターとの出会いの場。これから本気で仕事につなげたいと考えているなら、真剣な姿勢で参加することが大切です。もちろん、職務経歴書もきちんとしたものを用意する必要があります。

持ち物になくても、持参したほうがベター

最近、仮登録の際にWeb上で経歴を登録するだけで職務経歴書持参不要なケースや、当日持参するものの中に職務経歴書が入っていない場合もあるようです。Web上で細かく事前に登録した場合は、本当に経歴書が不要ということもあります。しかし、当日持参するものに書かれていなくても、当日会場で簡単にまとめる必要が出てくることも。そんな時に、念のため持参していれば、その職務経歴書を提出すればOKということもあります。職務経歴書を会場で作成するのは、自宅で作るのとは違って、落ち着いて取り組むのは難しいでしょう。気持ち的に焦る中で、自分を上手にアピールするものを作成できず、後悔するのは避けたいもの。「備えあれば憂いなし」と言いますが、持ち物リストに入っていなくても、職務経歴書は持参したほうが安心です。

当日持参しても、会場で記入しなくてはならないケースもありますが、一度用意しておけば、会場でも落ち着いて作成することが可能です。少し手間がかかるように感じるかもしれませんが、予行練習だと思って、用意していくことをおススメします。履歴書や印鑑、本人確認書類、銀行口座も同様に、念のため当日持参したほうがベターです。会場で慌てずに済むように、必要になりそうなものは念のため用意していきましょう。

職務経歴書の基本的な書き方

職務経歴書は、自分がこれまでどのような仕事を経験し、どんなスキルを身に着けてきたかをアピールする場。履歴書では書ききれないキャリアを紹介するものですから、とても重要です。

職務経歴書は、基本的に時系列で作成します。まずは、勤務先とその事業内容、本社所在地、設立年度、従業員数を書き、次に自分の肩書、その職場における自分の業績や評価された点を簡潔に書いていきます。どのような仕事をし、評価されてきたかは大きなポイントです。しっかりと書きましょう。また、PCスキルについても、使用可能なOSやアプリケーションを記載しておくと、ポイントとして評価されます。

空白期間をアピールポイントに

時系列で書き進める中、空白期間がある場合はどうしたらいいのでしょうか。やはり、理由もなく空白期間が多いと、あまりよい印象を持たれません。ただの空白期間にしないために、まずはその時期に自分がどのようなことをしていたのか、振り返りましょう。子育てをしていた、キャリアアップのために勉強をしていた、アルバイトをしていた、など様々な理由があると思います。

子育てをしていたのであれば、その中で幼稚園や小学校のPTA役員経験などを「地域活動」として記載します。キャリアアップのために勉強していたのであれば、それも十分アピールポイントになりますので、きちんと書きましょう。通学していたならばスクール名、取得資格があればそちらも合わせて表記します。また、アルバイトをしていた場合ですが、アルバイト経験はすべて書く必要はありません。長期間勤務していた場合は、それも経験の一つとして評価されますので他の職務経歴同様、勤務先名などの基本情報や勤めていた期間、自分が担当していた仕事内容などを記載するようにしましょう。短期間でいろいろなアルバイトを繰り返していると、何事もあまり続かない人という印象を残してしまうので、注意が必要です。

このように、できるだけブランクは作らないように職務経歴書を作成しましょう。空白期間もさまざまな活動をし、何かしらの経験につながっていることを上手に伝えられるよう、しっかり準備していくことが大切です。

職務経歴書は自分のプレゼンテーション資料

派遣の仕事において、特に事務系の仕事を希望する場合は書類作成スキルが必須となります。職務経歴書は、自分の書類作成スキルをプレゼンテーションする場と考え、できるだけ分かりやすく、見やすく、丁寧に作るようにしましょう。

伝わりやすい職務経歴書を

職務経歴書を作成する時、ポイントとなるのはどのような点でしょうか。職務経歴書は、それを元に派遣会社のコーディネーターがどのような仕事がこの人には向いているか判断する、ひとつの材料になります。本人のことを全く知らない人が一読しても、経歴からどのような仕事に向いているのか判断しやすいように作成することが大切です。例えば、どのようなプロジェクトでどんな資料作りに取り組んでいたか、どういった業務をメインとしていたか等を具体的に、説明を加えながら書くようにしましょう。また、文章で長く書くのではなく、項目ごとにまとめて、読みやすいように工夫することも大切です。

職務経歴書を書くときの注意点

「職務経歴書の書き方がよく分からない」「書いたことがないのだけれど、何をどのように書いたらいいのだろう?」と悩まれる方もいると思います。そんな時、心強い味方となってくれるのが、インターネットによる検索です。インターネット上には、職種別の職務経歴書のサンプルが、たくさん存在します。

でも、ここで注意しなくてはいけないのが、あくまでサンプルは参考として見るものであるということ。最近、サンプルをそのまま使用してしまうケースがみられます。悪気なくしてしまうことが多いようですが、それは盗用となってしまいます。サンプルは、あくまでも参考程度。フォーマットを真似するのは問題ありませんが、書いてある文章はすべて削除し、自分の言葉で書き直しましょう。

例文に自分の経歴を当てはめて、そのまま使用する人もいますが、それもNGです。派遣会社もたくさんの人たちを登録会で見てきていますから「これはサンプルそのまま利用したのでは」とすぐに分かります。サンプルを平気で流用する人は、仕事でも同様のことをするかもしれません。ネットリテラシーが薄く、書類作成スキルも低いと判断されてしまいます。そんな人を、人材として企業に紹介できるでしょうか?派遣会社の信用問題にもつながりますから、今後のお付き合いについて考えられてしまうことは想像できると思います。どのように書けばいいのかよく分からなくても、サンプルを流用して見栄えのするものを用意するのではなく、自分なりに工夫して、先方に自分の経験や情熱を伝えられるよう、丁寧に作ることが大切です。

職務経歴書はパソコンで作成

職務経歴書は、手書きとパソコン、どちらで作成するのがいいのでしょうか。履歴書は下手でもいいから手書きで、気持ちを込めて丁寧に書くように指導されていた時代もありました。何枚も履歴書を書くのは大変だから、とアルバイトに応募する際、履歴書をコピーで済ませようとした学生が出てきたのに対し、そのまま就職活動で同様のことをしないようにと注意されていたのです。もちろん、例えアルバイトの応募であっても、コピーされた履歴書はNGです。パソコンで作成するのは、コピーするのとは訳が違いますので、安心してください。

修正しやすく、読みやすいのがメリット

近年、履歴書も職務経歴書も、企業側から「書類は手書きのみ」等と指定がない場合は、パソコンで作成するのが一般的です。なぜパソコンでの作成が推奨されているかと言うと、まずは自分のPCスキルのアピールにもつながるという点が挙げられます。また、担当者が読みやすいというのも、大きな利点でしょう。

手書きとパソコンを比較すると、パソコンでの作成はさまざまな面において効率的と言えます。一度に書き上げなくても、データを保存できるので、時間がある時すぐに作成再開できますし、後になって「こういう書き方のほうがよかった!」と気づいたとしても、簡単に修正可能です。手書きの場合は、筆圧が変わってしまう懸念もありますので、一度に書き上げることがベターとされますが、パソコンで作成する場合はそういった心配は不要です。

また、完成間近になって間違えたとしても、簡単に修正することができます。修正液の使用は避けるべきとされている応募書類ですから、手書きの場合は書き損じてしまうとすべて書き直さなくてはいけなくなります。こういった面においても、パソコンでの作成は安心です。

そしてなにより、一度データで作成し、保存しておけば今後も活用することができるという点が、パソコンで作成する最大の利点と言えるでしょう。まったく同じ内容のものを使いまわすのは好ましくありませんが、応募先に合わせて、多少カスタマイズしながら活用する分には、問題ありません。

テンプレートになる職務経歴書を作ろう

職務経歴書は、転職活動や派遣登録会だけでなく、アルバイトやパートの採用面接時にも持参を求められます。アルバイトやパートの時持参する職務経歴書と、派遣の登録会で提出するものとでは、違いがあるのでしょうか。

アルバイトだから、パートだから、と作り変える必要はありません。派遣登録会のために作った職務経歴書は「アルバイトの面接用にしては、大仰かな」と感じられるかもしれませんが、どのような面接であっても、きちんとしすぎて、困ることはありません。ただし、事務系のお仕事と販売系のお仕事というように、業種がまったく異なる場合には、ベースは同じものを使用し、それぞれの職種に合わせて多少カスタマイズする必要はあります。

まずはひとつ、自分の経歴だけをシンプルにまとめた職務経歴書を用意しておくと便利です。応募する職種や雇用形態に合わせて、アピールポイントを書き加えていけばいいようにしておけば効率的ですし、何度も作成していく中でより洗練された職務経歴書が書けるようになります。一度作成した職務経歴書のデータは、必ず保存しておきましょう。今後、同様の業種を受けようと思った時の参考になります。

「職務経歴書」と聞くと、書きなれていない人はそれだけで構えてしまうかもしれません。でも、職務経歴書は面接だけでは伝えきれない自分の強みやキャリアを、コーディネーターに知っていただくために有効なツール。大切に書き上げましょう。一度作成したらよしとせず、少し時間をおいて見直すと、より洗練された職務経歴書になります。最初は「登録会に持参するから」と、必要に迫られて作成した職務経歴書かもしれません。でも、それをきっかけに時間を掛けて、いつでもすぐに取り出せる自分のプレゼンテーション資料として活用できるよう作り上げていってください。

このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク
スポンサーリンク

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>