派遣登録説明会で行うスキルチェックの内容

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派遣社員として仕事をするためには、まずは派遣登録説明会への参加が必要です。派遣登録説明会では、スキルチェックも併せて実施されます。このスキルチェックが、実はとても大きな意味を持っていることを、ご存知ですか?今回は、派遣登録説明会で行うスキルチェックについて、まとめてみます。

派遣登録説明会では何をする?

派遣登録説明会は、どのようなことをするのでしょうか。一般的な流れを見てみましょう。まず、職務経歴や資格、スキルといった個人情報の登録をします。この時、職務経歴書や自己PR文を用意しておくと、登録が不要な場合もありますので、持ち物には書かれていなくても、職務経歴書などは事前に用意していきましょう。会場で登録する場合も、ベースとなるものがあれば、スムースに登録をすることができます。

また、場合によっては事前にWeb登録できるケースもありますので、事前登録ができる場合は、自宅で済ませておくようにしましょう。出来ることは済ませてくる方が、印象として良いものとなります。それに、会場で慌ただしく登録するよりも、自宅でアピールすべき部分をよく考えながら入力したほうが、より良い自己PRを作成できます。

基本情報登録が済むと、次にタイピングテストやExcelやWordなどのスキルチェック、一般常識問題などの試験を行い、最後にコーディネーターとの面談となります。その時にスキルと条件にあった仕事があれば、そのまま紹介という形になるのが一般的です。スキルチェックの結果を元に、仕事の紹介を受けます。

スキルチェックは想像以上にしっかりした試験

スキルチェックとは、どのようなことをするのでしょうか。スキルチェックにはタイピングテスト、エクセルやワードの基本操作テスト、一般常識問題の試験などがあります。一つひとつを具体的に見ていきましょう。

タイピングテスト編

まずは、タイピングテストになります。パソコンの基本操作はできても、改めてタイピングスピードをテストするとなると、自分がどの程度できているのか不安になる人もいるかもしれません。最近は、Webサービスでも無料のタイピングテストはたくさんあります。不安があるなら、事前に何度か練習をしてみてもいいでしょう。一般的には、1分間に100文字程度入力できれば、クリアとされています。テンキーの場合は、150文字がひとつの合格ラインとされています。

ただし、速ければ速いほどいいというものではありません。タイピングに求められるのは、スピードよりも正確さです。どんなに速くでも、いい加減でミスだらけの入力では評価されません。特別早くはないけれど、ミスが少ないほうが評価としては高くなります。タイピングテストでは、一分間の入力文字数と正確率で評価されます。正確率は最低でも95パーセント以上が必要です。タイピングスピードとその正確さは、派遣スタッフとして仕事をしていく上で求められる重要なスキル。この結果次第で紹介される案件や時給が変わってくることもありますので、真剣に取り組みましょう。

文書作成・表計算編

次に、パソコンの基本操作に関するテストが行われます。ワードなどの文書作成ソフト、エクセルなどの表計算ソフトのスキルチェックです。まずは、ワードから見ていきましょう。ワードのテストでは、指定された文字を太字にする、取り消し線を引く、マーカーを引く、印刷設定をするなど、基本的なことが出題されます。少し踏み込んだと内容としては、レイアウトを整えられるかどうかを確認するテストが行われることも。基本的には、送り状や添え状など、簡単な書類作成ができれば十分です。

エクセルは、派遣で働こうと思った時に必ずと言っていいほど求められるスキルとなります。スキルチェックでは、簡単な入力や計算からセルを塗りつぶすなどの基本操作、表作成、合計機能くらいまでは、使えるようになっておくと安心です。「エクセルに自信があったのに、スキルチェックにそこまで踏み込んだものが求められなかった」という場合もあると思います。エクセルに強いということは大きなアピールポイントとなりますので、使える関数がある場合は、登録の際「資格・スキル欄」や「備考欄」に記入するようにしましょう。

パワーポイントやアクセスは、そのスキルが求められる就業を希望している場合に実施されます。通常の登録ではタイピングと文書作成・表計算ソフトのスキルチェックでが行われる程度です。

スキルチェックは即戦力になれるかの確認

派遣会社に人材紹介を依頼する企業は、即戦力として活躍できるスキルの高い人を求めています。派遣会社は、企業に対して「この人は即戦力としてすぐに現場で仕事ができる、信頼に値する人材です」という評価をつけて、紹介する立場にあります。企業が求めるスキルがあるかどうかをテストするのが、スキルチェックです。スキルチェックの結果と、企業が求めるスキルをマッチングし、人材を紹介するために、派遣登録時にはスキルチェックが必須となっています。

自分の現状を知る機会として活用しよう

また、派遣される側にとっても、スキルチェックは重要なもの。自分のスキルを客観的に見つめなおし、強みや苦手な部分を知る、とてもいい機会となります。また、自分のスキルを過大に評価されて派遣されてしまうと、職場で辛い思いをするのは自分であり、派遣先の企業にとっても迷惑をかけることになります。そういったミスマッチを予防するために、スキルチェックはとても大切なものと言えるでしょう。

「スキルチェック」と言われると、なんだか緊張してしまうかもしれませんが、難しく考える必要はありません。自分のことを的確に理解してもらい、そのスキルに見合う職場を紹介してもらうためのものと考えましょう。

ミスマッチを防ぐために

ミスマッチを防ぐために、もうひとつ大切なことがあります。それは「できない」ことはきちんと「できない」と伝える勇気を持つこと。コーディネーターとの面談で、自分のスキル以上のものを期待されていると感じたら、正直に伝えましょう。「それはできない」と言ってしまうと、今後もう仕事を紹介してもらえないのではないかと不安になる人もいるようですが、そんなことはありません。一度、出来ると言って引き受けた仕事を、後になって「やっぱりできません」という方が、信頼を失います。派遣会社にきちんと自分のことを知ってもらう努力をすることも、大切です。

また、それはお仕事の紹介を受け、実際の勤務をスタートさせた後も同じこと。コーディネーターを自分の最大の味方にできるように、今の状況やスキル、悩みや困っていることをきちんと共有するようにしましょう。コーディネーターは、何人もの派遣スタッフを抱えています。何も言ってこないスタッフは「現状問題なし」と判断されます。相談をしなければ、自分がどのような状況にあるかを理解してもらえるはずはないのですから、派遣先で何かあった時には、きちんと相談しましょう。

一般常識テストはベーシックなものばかり

派遣登録説明会で行われる一般常識の試験内容は、決して難しいものではありません。漢字の読み書き、敬語の使い方、ビジネス文書の作成マナーなど、基本的なことばかりです。また、知識問題も義務教育をきちんと受けていれば答えられるレベルの問題になりますので、安心してください。首都や県庁所在地、GDPやTPPなどの英語の略称について、政治経済問題などが、選択問題として出題されます。

わざわざ派遣登録会の試験のために、事前準備するほど難しい問題ではありませんが、不安に感じる場合は事前に就職活動向けの一般常識問題を一読しておきましょう。それで、十分対策になります。

稀に、ハイレベルな問題が出題されることもありますが、そういった問題には回答できなくてもOK。派遣会社側も「もしこの問題をクリアできれば、紹介可能な仕事の幅が広がるから」と出題しているので、多くの人が正解できないような問題となっています。正解できなくても、不安に感じる必要はありません。

ビジネスマナーはいつでも見られている

派遣登録説明会では、つねにビジネスマナーについてチェックされていると考えたほうがいいでしょう。会場に遅刻せず、余裕を持って到着できたかどうか、受付の際のやりとりに不備はないかなど、さまざまなことがチェックされています。「チェックされている」と言われると、緊張してしまうかもしれませんが「大きく常識を逸していないかを見ている」という理解で大丈夫でしょう。常識から外れたことをした場合はマイナスになるけれど、そうでなければ特別チェックはされないという理解で問題ありません。

コミュニケーションスキルも重要

派遣登録説明会で見られているのは、派遣会社が人材として派遣先企業に安心して紹介できる人物かどうか、という点になります。スキルや知識、マナーももちろんですが「安心して仕事を依頼できる人物か」という点も大きなポイント。仕事をしていく上で欠かせないものであるコミュニケーションスキルについても、派遣登録説明会を通して見られていると考えておきましょう。

派遣登録説明会は「自分はこんなスキルがあります」「こういう人間です」と自己紹介する場だと考えておくといいかもしれません。紹介先の企業で、きちんとやっていける人物かどうかを、派遣会社は派遣登録説明会という限られた時間の中でしっかりとチェックしています。

資格を取得して、仕事に活かす

資格取得は、派遣スタッフとして生きていく上でのひとつの強みとなります。客観的に自分のスキルを評価し、それを証明してくれるものが資格です。派遣登録の際にも保有資格を記入しますが、それは大きな評価対象となりますので、きちんと書くようにしましょう。

また、資格は実務経験が浅い場合にも、知識があることの証明として評価されることがあります。社会人経験が浅い場合は、資格取得をするのもひとつの方法です。

パソコンスキルを証明するMOUS

派遣社員に求められる能力の中で、もっとも一般的なものはパソコンスキルです。ほとんどの派遣会社で行われるスキルチェックに、パソコン操作は必須となっていることからも想像できるでしょう。パソコンスキルを客観的に評価してくれる資格として、MOS(Microsoft Office Specialist)があります。この資格は、マイクロソフトのExcelやWord、PowerPointを使いこなす実務能力を証明するものです。世界中で通用する資格ですので、グローバル化が進むこの時代、今後を見据えて取得しておくのもいいかもしれません。

ビジネスマナーの証となる秘書検定

一般常識やビジネスマナーが備わっている証明になるものとして、秘書検定があります。秘書検定という名前がついていますが、秘書としての仕事にしか役立たないものではありません。秘書の主な業務には、ビジネスの場における社会常識的な範囲での経済用語知識やビジネスマナー、ビジネスの場で求められる文書作成技能やファイリングスキルなどが挙げられます。こういったスキルは、オフィスで仕事をする上でも大変役立ちますが、スキルを分かりやすく証明するのは困難なもの。そんな中「秘書検定を保有している」というのは、ある程度のビジネススキルは身についているということの証となります。

英語力を証明するTOEIC®

次に、専門知識についての資格を見てみましょう。まずは、英語力の証明となるTOEIC(R)についてですが、こちらは英語によるコミュニケーションスキルを評価するテストです。世界150ヶ国において実施されています。派遣の仕事でも英語を使う仕事は多くありますので、受験しておくと一つの武器となります。600点以上のスコアを保有しておくと、貿易関係の仕事や英文事務も紹介されるようになり、スコアが高ければ、英語メインの業務に就くこともできますので、時間を見つけてスコアアップを目指すのもいいかも知れません。

経理のスペシャリストを目指す日商簿記検定

最後に、日商簿記検定が挙げられます。1級から4級に分かれており、派遣の仕事をする上では2級以上と保有していると評価されます。1級を取得すると、公認会計士や税理士の受験資格が取得でき、企業会計に関わる法規を踏まえた上で経営管理や分析ができるレベルとなります。経理の仕事は、どのような企業でも欠かせないものですから、重宝がられる資格です。

自分のやりたいことを決める

資格取得を検討する際に、大事なのは「自分はどのような仕事に就きたいのか」を見極めること。資格マニアのように、いろんな資格をむやみに取るのではなく、自分が将来的に進みたい分野には、どのような資格があれば有利かを検討することが大切です。また、求められる資格も、時代の流れのなかで変化し続けています0。どんなに難しい資格を持っていても、ニーズがなければ日の目を見ることはありません。ニーズを読み取り、方向を決めることも、大切です。

派遣登録後も、スキルアップを目指して勉強をし、資格を取得したり、スキルアップした時には派遣会社に伝えましょう。派遣会社にもよりますが、スキルチェックは派遣登録後も何度も受験することが可能です。仕事の幅を広げることにもつながり、時給に反映されることもあります。

「スキルチェック」は、派遣登録時には避けて通れないもの。肩に力を入れて、いい結果を残そうとするのは、その後の派遣生活にもマイナスとなります。自分のスキルを的確に知るチャンスだと考えて、スキルチェックに挑むようにしましょう。

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